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説教要約

Garden Of Heavenly Hope ~天望苑~

メッセージ:金知明伝道師

わたしたちは、見えるものにではなく、見えないものに目を注ぐ。見えるものは一時的であり、見えないものは永遠につづくのである。コリント人への第二の手紙4章18節

今日はこのように集まって皆さんと一緒に私たちよりも先に神様のみもとへ逝かれた方を思うとともに、聖書の語る神様の素晴らしさを歌い、聖書の言葉に心を傾けるひとときをもてることを感謝いたします。

先ほどお読みいただいた聖書の言葉は、この納骨堂の正面にも刻まれています。聖書のコリント人への第二の手紙4:18というところに記されている言葉です。この聖書の言葉自体はここへ記されてはいませんが、皆さん見えますでしょうか。このプレートのところに「Garden Of Heavenly Hope」天望苑、まさに天を望む庭園と刻まれています。

皆さんは「天の国」「天国」と聞くとどのようなイメージをもたれますでしょうか。この地球上にはたくさんの国があります。それぞれの国に決まりがあり、その国を治める人がいます。この聖書を見ると、それらの一つ一つの国、この地上のすべては神に造られたものであると記されています。

そしてこの地上、宇宙にとどまらず天の国、天国も神によって造られたものであると書 かれています。神はこの天地を創造し、自然、植物、天体、動物、人間を造られました

私たち人はこの地上に生を受けて百年生き、この地上を去ります。どんな有名な人も、 どんなに多くの富を築いた人もどんなに貧しい人も、またどんな悪人も善人も、この地上を去るそのときを迎えるのです。今この地上に生きている人たちにとって、死は「永遠の 別れ」を意味するものです。目の前から居なくなり、その時からその人がいない世界を生きていかなければならないからです。

しかし、この聖書は語ります。死はほんの一時的な別れにすぎないと。この地上での死 は永遠の別れではなく、永遠のいのちある天の国へ移されることだと、この聖書は語ります。私たちを造られた神が、この地上での命を終えた人を、私たちのために造られた永遠のいのちある天の国へと私たちを移されると言うのです。現に今私たちは、神様が永遠のいのちある天の国へ先に招かれた愛する友人、兄弟姉妹、家族を思う時をもっています。 そして彼ら一人一人を天の国へ招かれた神様を讃美し、その聖書の言葉に耳を傾けていま す。

今日、今も生きておられる神のことば聖書は語ります。「私たちが見えないものに目を注ぎ心にとどめる理由は、それこそが永遠なものだからである」「いま目に見えるものは 一時的なものであり、見えないものは永遠に続くものである」まさに、信じる対象は見えるものではなく、見えないものです。

見えないからといって、明日が来るということを信じられない人はいません。それは地球が回っているということをすでに知識として知っているからです。24時間の経過とともに新しい朝が来るという今までの経験があるからです。まだ見ぬ明日が必ず来ることを 信じられないという人はいません。
私たちは聖書に書かれていること、今までに経験した神様の豊かな恵みを通して、信仰の目を上げるとき、いまだ見ることのない私たちのために準備されている天の国を見ることができます。そこに向かって一歩一歩あゆむことが出来るのです。もし、今はまだ信じることが難しいと感じている方もいるかも知れません。何も悪くはありません。引け目を感じることもありません。堂々として下さい。あなたの人生が、神が造られた永遠のいのちある天の国へと向かう歩みとなることを願うのでしたら、今日あなたの人生に、あなたの日々に神の恵みが豊かに満ち溢れ、聖書の言葉があなたの人生を導くのです。

今目の前にある一時的なものではなく、今は目に見えなくとも永遠に続くもの。私たちの人生の終着点を、私たちを造られた神が、私たちのために備えてくださる天の国へ向けて歩む一人一人となりますように。心よりお祈りいたします。

◆祈り◆
天におられる父なる神様、今日も聖書の言葉を通してあなたが私たちにしてくださっていることに心を留めます。神様、あなたは私たちのために天の国を備え、またこの地上での人生を終えたそのとき、限りあるいのちではなく永遠のいのちある天国へと招いてくださることを感謝いたします。

あなたが先に天の国へ招かれた愛する友人、兄弟姉妹、家族に続き、私たちも天の国へ向けて歩む、希望あふれる日々を生きる者とさせて下さい。今日このようにして神様を讃美し、聖書の言葉に心むけるひとときを感謝します。

私たちがこの地上に生ける間も、互いに励まし、助け支え合い、ともに天の国を仰ぐ者として生きることができますように。主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン。

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