説教:金知明伝道師
その時サムエルは一つの石をとってミヅパとエシャナの間にすえ、「主は今に至るまでわれわれを助けられた」と言って、その名をエベネゼルと名づけた。サムエル記上7:12
聖歌 273 命の泉に
命の泉に 在しますイエスよ
豊かに流れて 潤し給え
真の言葉に 乾きし我も
糸をば整え 恵みを歌わん
神より離れて 迷いし我を
イエス君 見出し給いし日より
恵みに漏れたる時は無かりき
いざ打ち立てまし エベネゼルをば
誰かは断ちうる 恵みの糸を
さらに結びつけん この身を神に
か弱き我が身を 導き給え
天なる御国に 行き着く日まで
エベネゼル、かつてイスラエルの軍がペリシテ人の軍に大敗した場所。
サムエル記上4:2 ペリシテびとはイスラエルびとにむかって陣備えをしたが、戦うに及んで、イスラエルびとはペリシテびとの前に敗れ、ペリシテびとは戦場において、おおよそ 四千人を殺した。 サムエル記4:10-11 こうしてペリシテびとが戦ったので、イスラエルびとは敗れて、おのおのその家に逃げて帰った。戦死者はひじょうに多く、イスラエルの歩兵で倒れたものは三 万であった。また神の箱は奪われ、エリのふたりの子、ホフニとピネハスは殺された。
神様の助けにより同じ場所で勝利を得た。
サムエル記上7:13-14 こうしてペリシテびとは征服され、ふたたびイスラエルの領地に、はいらなかった。サムエルの一生の間、主の手が、ペリシテびとを防いだ。ペリシテびとがイスラエルから取った町々は、エクロンからガテまで、イスラエルにかえり、イスラエルはその周囲の地をもペリシテびとの手から取りかえし た。またイスラエルとアモリびととの間には平和があった。
エベネゼル(助けの石)(Stone of Help)
エベン:石
エゼル:助け(助けるもの)
エベン・ハ・エゼル>エベネゼル
サムエルは神様の働きの記念の印としてこの場所・石をこう名付けた。それは神様への感謝を忘れないために。
私たちの教会の歴史の中も、私たちの人生の中にあっても、主は今に至るまで私たちを守られ、助けられ、導かれてこられました。
それを忘れてはならない。癒されたあの9人のように。
イエスは彼にむかって言われた、「きよめられたのは、十人ではなかったか。ほかの九人は、どこにいるのか。神をほめたたえるために帰ってきたものは、この他国人のほかにはいないのか」。それから、その人に言われた、「立って行きなさい。あなたの信仰があなたを救ったのだ」。(ルカによる福音書17:17-19)
2020年は間もなく終わろうとしている。その節目に私たちができることは、神様によって注がれた恵、救い、助けに感謝を表すことではないでしょうか。サムエルが石を立てて表したように。私たちも一人一人立てられているその日常の場所で神を讃美し、感謝し栄光をただただ神に返す。そして、その喜びを伝えることがすなわち証しである。
エベネゼル、神の助けの事実を人生のこの年のマイルストーン(記念の石)と据え、忘れず感謝を表す!