聖書の読み方「テル・ダン石碑」(聖書の考古学)

聖書の読み方・考古学的発見より::
1993年から1994年にかけてテル・ダン遺跡発掘現場で見つかった。その9行目に「ダビデの家」と記されているとされ、シリヤのハザエル王がおおよそ紀元前841年にラモテ・ギリアデでの戦いで北イスラエル王国アハブ王の子のヨラム王(7行目)と、ユダ王国ヨラム王の子アハジヤ王(8行目)を破ったことが記されているとされる。更に実際にヨラム王とアハジヤ王を殺したエヒウ(イェフー)の名が11行目に来るとされている。(写真はhttp://en.wikipedia.org/wiki/Tel_Dan_steleより)

碑文に記されている王たち
ダンの町奪還

ハザエル王またはその子のベン・ハダッド王が北イスラエル王国とユダ王国に対する勝利をうたって建てられた石碑はラモテ・ギリアデの戦いからおおよそ50〜60年後の北イスラエル王国の王ヨアシが再びダンの町をイスラエルの手に取り戻した時に破壊され、その破片が再建された町の壁に使われたのではないかと推測されている。聖書の読み方を考える上で考古学的発見が重要な手がかりを与えてくれる良い例だとおもう。(文責:鎌田義彦)

参考文献(http://www.biblearchaeology.org/post/2011/05/04/The-Tel-Dan-Stela-and-the-Kings-of-Aram-and-Israel.aspx)(http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/46573/1/31_47-51.pdf)

1 thought on “聖書の読み方「テル・ダン石碑」(聖書の考古学)

  1. ヨラムもアハジヤも複数いてややこしいですね。
    そのことがわかっただけでもよかったです。Macky

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください