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説教要約

「神のみことばは不安や恐れに打ち勝つ力」詩篇23篇4節

説教・金知明伝道師

たといわたしは死の陰の谷を歩むとも、わざわいを恐れません。あなたがわたしと共におられるからです。あなたのむちと、あなたのつえはわたしを慰めます。詩篇23:4 口語訳

要約
「死の陰の谷」の現実の中にあって神様(「あなた」)が「私」たちと「共におられる」ことを、体験者ダビデの表現を通して記した箇所です。

「むち(鞭)」英語でrod:70センチ少しある長さ。片端が木の根のようなこぶになっていて、このこぶの部分に鉄の釘とか火打ち石が散りばめられている。熟練した羊飼たちによって羊を襲う敵に立ち向かう武器のなる。

「つえ(杖)」英語でstaff:長さ約1.8メートル真っ直ぐな棒で片端が丸まっている。凸凹な地面や丘を登る時に使用し、時に岩と岩の隙間に落ち込んだ羊を掬い上げたりした。しつけの時にも用いた。

ここで「私を慰めます」(ヘブライ語でイェナハム(יְנַֽחֲמֻֽ)慰める・ニ(נִי)私)のイェナハム(慰める)は未完了形で記されており、過去に起きた出来事の反復でもあり(過去の一回きりの証しのようのものではなく)、これからに向けての継続(未来に終わってしまう願望のようなものではなく)を表す言葉でもあります。

ダビデは自分の人生を通して神様の守りと祝福の歴史、それが終わらないことを確信していました。同じように、今日聖書が私たちに語りかけるのは過去や未来のことだけではありません。聖書はいままでもあって、これからも続く、生きる力があふれる神様の御言葉です。福音です。

今日あなたの人生に、日常に、この瞬間に、生きておられる神さまが共に歩まれているのです。今日もあなたを守り続けてくださっています。

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