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説教要約

「ご飯は食べましたか・神の食卓」詩篇23篇5節

説教・金知明伝道師

あなたはわたしの敵の前で、わたしの前に宴を設け、わたしのこうべに油をそそがれる。わたしの杯はあふれます。詩篇23:5 口語訳

「主はあなたを守る方」(作詞・作曲:チョン・ソンシル)

Jeon Song Sil 聖句箇所:詩編121

要約

私たちはたった一つの言葉で心が揺らぎます。

「宴を設け」

「ご飯は食べましたか」は韓国語で「밥 먹었어요?(パッ モゴッソヨ)」で「こんにちは」「안녕하세요?(アンニョンハセヨ)」と同じぐらいに使われます。1950年の朝鮮戦争後、その日食べる物にも困る生活苦が長く続いたなかで、相手を思いやる気持ちが自然に挨拶として定着したと言われます。

新約聖書を見ますと、イエスキリストが人々と一緒に食卓についていることを見ることができます。イエス様は弟子たちとだけでなく罪人や取税人と一緒にされました。その中で肉の糧だけでなく霊の糧を与えてくださっていたことを見ます。

「敵の前で」

ダビデは振り返りつつ、まだ目の前の敵はいるが、牧者なる神様がこれまでもそうであったように今も一緒に歩んでおられ、勝利させてくださることを確信していました。

「油を注がれる」

古代近東では頭に香油を注ぐ習慣をみることができます。詩篇のこの箇所では羊飼いと羊の関係の距離感がなくなり、主人と招かれた者のように書かれてます。神様の恵と祝福が注がれるのです。

「杯はあふれます」

これは神様の備えと守りを讃えた信仰による讃美です。

わたしたちの心は過去の恵、過去の栄光に留まっていないでしょうか。そして、私たちの前に今うつる敵の姿に心が揺らいでいないでしょうか。

イエスキリストによって示された福音は決して揺らぐことはありません。変わらない愛と恵あふれるお方が今日も私たちと一緒に歩んで下さっているのです。

聖歌496「主と主のことばに」

いのちのことば社

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