「二つの福音?」聖書の考古学2018.9.9


聖書の考古学(最近は文書学になってきていますが)、今回は「2つの福音?」と言う変な題をつけましたが、それは福音が2つあるとか別の福音があると言うつもりはなく、私たちクリスチャンが時々忘れがちな福音のもう一つの要素について考えたかったからです。



神が王となられてその民に平和と救いをもたらすと言う「良い知らせ(福音)」を力強く語ったイザヤの言葉は使徒パウロも引用しており、旧約聖書で語られる「福音」の代表的な箇所です。




新約聖書の原典はギリシャ語で書かれていた訳ですが、その中でεὐαγγέλιονは76箇所に見られます。




是非、ファイルをダウンロード(怪しいものではありません)して目を通していただきたいですが(ギリシャ語でεὐαγγέλιονと記されている箇所が76箇所で翻訳において代名詞が「福音」と訳されていたり、εὐαγγέλιονが代名詞に翻訳されていたりしているので、翻訳では数が合わないように見えるのに注意)、私たちが福音と言う時におそらく第一に想起するのが第一コリント15章1〜5節(大変重要な箇所)で代表されるように「十字架」で象徴されるキリストによる「救いの福音」ではないでしょうか。



勿論、これは私たちにとって最も重要な「知らせ」に違いありませんがもう一つ、マルコによる福音書1章14〜15節で代表されるようにキリストによって「神の国」が来たと言うことを忘れてはいけません。



「先ず神の国と神の義とを求めなさい。」(マタイ6:33)とキリストは教えました。そして、キリストのメッセージを信じ受け入れた者には、罪の許しによる神との和解により「神の国」に入る事を許されるのです。(御国と十字架 / Kingdom and Cross)


また、キリストを受け入れた者には「助け主」(聖霊)が約束されました。これも福音です。聖霊の助けがなければ弟子たち、そして私たちも真に聖書(神様のみ言葉)を理解することができませんでした・できません。



まとめ


福音は神の国(支配)が来たと言うこと、神の御子イエス・キリストが十字架上の死と神の御力による復活によって死と悪の支配に完全に勝利され、それを信じ受け入れた者には神との和解により神の国の者として下さること。イエスは彼を受け入れた者に「助け主」(聖霊)を賜り、この助け主によって私たちは聖書(御言葉)を真に理解することができる。これが福音です。


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